九州動物学院
 

日々生活していますと、「プラス思考」という言葉をよく耳にします。読んで字の如くなのですが、思考回路を常にプラス(陽性)に保つことは、生活や人生に大きく作用します。

 動物病院の現場でもよくあることですが、例えば治療にやってこられた飼主さん。「この子、死んじゃうんじゃないですよね?」とか、「何か悪い病気なん じゃないですか?」などと、常に良くないほうに考える方がおられます。不安げな飼主さんの傍らで、当然ペットも元気がありません。「念ずればなる」ではあ りませんが、私たちの心の持ちようが、状況に大きく影響する場合は多々あります。

 しかし、患者さんは「心配性」で済みますが、私たち動物関係者はそうはいきません。動物のプロとして現場で働く私たちは、こうした飼主さん方のリーダー であらねばなりません。いかなる状況下でも、プラス思考でいて、弱気になっている飼主さんをひっぱれるような存在でありたいものです。

 では常にそうした考え方でいるためには、どんな毎日を送ったらいいのでしょうか。難しそうに思えますが、実は非常に簡単。朝起き一つとっても、立派な訓 練になるのです。例えば、朝起きるのが苦手な人は、ある種ゲーム感覚でレッスンしてみて下さい。「明日の朝、5時に起きよう!」と決心するだけなのですが ただ、その決心の際に、「起きれるかな。起きれないかもしれない」などと、後ろ向きには考えない。「5時に起きるんだ」とただ決めるだけでいいのです。最 初は苦戦するかもですが、次第に目覚ましがなくても起きれるようになってくる。身体が思いに応えたことを実感することになるでしょう。

 どうですか?思いの強さってすごいでしょう?よく「心配事の9割は起こらない」と言いますが、まさにそう。いい方向に進むと思えば進むし、そうでなけれ ば真逆の結果になる。朝一番でため息をつけば、身体は全力で「調子の悪い一日」を演出します。テストの朝。「あ~!今日は赤点取るかも」と思えば、結果が 思わしくなくても不思議じゃない。指揮官が命じた通りにしか身体は、現実は動かないと、もうわかってもらえましたか?

 ポジティブでいるということは、現実を見つめ、そして自分を信じることです。「まさか・・」を考えない。朝起きたら、「今日は楽しい一日」と、ちから技 でも思うこと。繰り返しますが、前向きな思考は、必ずや自分を助け、周囲まで動かす力を持っています。夢を実現する原動力として、どうぞお試しあれ。