九州動物学院
 

人間生きていれば、いろんな関心事があります。好きな芸能人からファッション・メイク、テレビやドラマ・・さまざまですが、最大の関心事は個人差なく3つだと言われています。

 一つ目は「食事=食欲」。おいしいものを食べたいという欲求は多少の差こそあれ、誰にでもありますね。
それから「寝る=睡欲」もそうですね。何が大変って、睡魔との闘いほど大変なものはありません。何をしていても、例えハンドルを握っていたとしても眠いものは眠い。講義をしていても、睡魔との闘いをよく見受けます。これも共通する欲です。
 3つ目は「異性=性欲」。言うまでもなく、異性に恋する気持ちも万人共通です。

 この基本的な3つは、欲というよりも人間の本能(煩悩とも言いますが)で、相当な魅力があって、たいていの場合、この欲求を満たすためなら労力を惜しまない。修行を積んだ僧侶でもない限り、打ち勝つことは困難です。
 そこで考えました。この情熱を仕事(勉強)に向けたらどうでしょう。「寝ても覚めても仕事(勉強)がしたい」というくらいに、3つの欲求に対する力を活用するのです。これまた相当な力になると思いませんか?

よく周囲の方々に言われるのが、「先生は一体いつ寝てるんですか?大変ですね」。私の病院は年中無休・夜10:00まで診療ですので、当然といえば当然の 反応でしょう。でも当の本人はと言えば、全く大変だと感じてはいないし、もっと言えば仕事ができることが楽しくて仕方がないのです。大変だと感じて頂ける としたら、それはその方が私の楽しさをご存知ないからです。

 発情期のオス犬は、食欲もなくなって、目の色を変えてメス犬を追い求めています。程度によっては衰弱しきってしまうこともある。ここまでなるのであれ ば、去勢してやる方がいい。これが動物の本能です。私たち人間にも当然のことながら備わっていますが、理性があるからこうはなりません。

 この力を仕事に向けるのです。「彼女(彼)のために」と思って仕事に臨めば、いつもよりパワーアップできるかもしれない。そんなばかな・・とお思いです か?いえいえ。動機は不純でも構わないのです。仕事への情熱は、どんな状況でも生まれるもの。そして情熱なくしては、仕事などできないのです。

 よく「仕事頑張って下さい」と言いますが、仕事というのは元来頑張ってするものではないのです。特に私たちのような命と向き合う仕事はそう。情熱を持っ て、誇りを持って、尊い命を預るんだという志は必須です。情熱源は「火事場の馬鹿力」でもいい。仕事への尊い志には変わりはありませんから。