九州動物学院
 

 

皆 さんにこの一年間で多くの事を話して来ました。私の話を聞いて動物を扱う仕事は重たく大変な仕事だと理解できたと思います。実際に技術、精神面が共にしっ かりしていないと仕事として成り立たないのは事実です。ですから仕事をして行く中で自分にはこの仕事が合わないのではないかと壁にぶつかることもあるで しょう。しかし、周囲の人々は皆さんをプロとして見ています。合う合わないは考えずに自分は出来ると信じて前に進むようにして下さい。自分自身が自信を持 たないと出来ることもできなくなります。

 

 誰にでも潜在能力というものがあります。潜在能力は出来ないと脳が判断すると能力は発揮されず、出来ると判断すると発揮されるようになっています。つまり考え方次第で能力というものは外側に出てくるものなのです。ですから脳に出来ると判断させなければなりません。

 

  脳の判断と言えば、人殺しのゲームをやり続けると人を殺すことに躊躇しない脳になっていく例などがあります。ゲームと現実との境目に対して脳が判断できな くなるからです。その結果、秋葉原の無差別殺傷事件などが起きたのです。人は自分の脳が判断した通りの人間になっていくのです。

 

で すから自分はできる看護師だと思うようにしましょう。脳を味方につけるのです。そのためには言葉に出して自分に言い聞かせることが大切です。「自分はでき る看護師です」と言った具合です。ですが周囲の人の中には「馬鹿じゃないか」と鼻で笑う人がいるかもしれません。せっかく脳に意識づけようとしたことが、 阻まれる結果になります。ですから対策として、人に向けて自信が出る言葉を言うようにしましょう。「あなたは動物看護師に適しているよ。動物看護師になる ために生まれてきたんじゃない。」と言った具合です。人に向かって言っていたとしても自分に言っているような感覚になり、その気になることができます。

 

よ うは自分の心の中のコントロールをどうするかが大切なのです。実際に仕事をしていると色んな場面に出くわすことがあります。その中で不安になっていくこと もあるでしょう。ですが自分が病気のわんちゃんねこちゃんを何とかしなければ、自分しかいないという気持ちで自分を奮い立たせ心をコントロールして下さ い。

 

四 月になれば新一年生が入って来ます。新一年生にとって皆さんは二年生であり、「動物の知識を持った先輩」という認識でみてきます。ですから一年生気分は早 く捨て、二年生としての自覚をもつようにしましょう。そして、自分は動物を扱う仕事に誰よりも向いていると思い、脳を味方にして自信をつけてください。